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Shopifyの送料設定|定額・送料無料・地域別料金の設定手順

Written by キツネ

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Shopifyの送料は通常の金額だけでなく、送料無料にする購入金額、地域ごとの違い、別送商品を一緒に買った場合まで決めると設定しやすくなります。

たとえば「通常870円、7,700円以上で無料」としても、沖縄を無料配送の対象外にしたり、別送商品に500円の送料を設けたりするなら、その条件も設定と案内に含める必要があります。通常商品の送料が無料になっても、別送分まで無料になるとは限りません。

この記事ではこの送料表を例に、管理画面で入力する値と購入画面で見る金額を順に説明します。対象は日本国内への通常の物販です。まず基本の送料を設定し、地域差や別送商品がある店舗だけ必要な設定を追加してください。

自店の送料表を作る

店舗が負担できる金額を決める

最初に、よく出る商品を一梱包にしたときの運賃と、箱・緩衝材・出荷作業の費用を確認します。配送業者の契約料金表や倉庫の請求書から、自店の実際の費用を使ってください。遠方地域や大きな商品で費用が増えるなら、その条件も分けておきます。

お客様に請求する送料をその費用より低くすれば、差額は店舗の負担です。送料無料にする注文では配送にかかる費用をすべて店舗側で負担します。送料無料の基準を決めるときは、その金額の注文から商品原価や決済手数料などを引き、さらに配送費用を負担しても必要な利益が残るかを見ます。

たとえば、1注文の運賃を800円、梱包材を100円、出荷作業を200円と仮定します。以下はすべて説明用の架空の金額で、配送業者の相場や実際の契約料金ではありません。

計算すること計算例
1注文の配送費用800円+100円+200円=1,100円
送料870円を請求したときの店舗負担1,100円−870円=230円
商品金額7,700円で送料無料にしたときに残る金額商品原価4,200円・決済手数料300円と仮定すると、7,700円−4,200円−300円−1,100円=2,100円

この2,100円は広告費や固定費などを引く前の金額です。ここからそれらの費用を支払い、利益を残すために2,400円を確保したい店舗なら、この例では300円足りません。送料無料にする最低金額を見直し、その金額の注文でも同じ計算をします。送料を請求する注文で230円の負担が重ければ、通常送料も見直します。残したい金額も含めて自店の数字へ置き換え、条件を採用するか判断してください。

自店で使う送料表には次の四つを記入します。

決めること記入例
通常商品の送料沖縄以外は870円
無料にする条件注文金額7,700円以上で、通常商品の通常配送を無料にする
地域ごとの違い沖縄は1,200円。購入金額による無料配送は設けない
別送商品の扱い日本国内500円。通常商品と一緒に買うと、それぞれの送料を加算する

870円や7,700円は、以下の操作に使う設定例です。自店に合う金額を決めてから置き換えてください。全商品を同じ送料で送れるなら、別送商品の行は不要です。

商品と地域を別々に分ける

Shopifyの「配送プロファイル」は、同じ送料ルールを使う商品のまとまりです。通常商品には一般配送プロファイルを使い、大型商品など送料を変えたい商品には別のプロファイルを作ります。

一方、「配送エリア」は配送先のまとまりです。東京と沖縄で送料を変える場合は、同じプロファイルの中で地域を分けます。地域差には配送エリア、商品による違いには配送プロファイルを使うと、設定先を選びやすくなります。

送料の設定画面を開く

管理画面の[設定]→[発送と配達]を開きます。一般配送プロファイルや商品の一覧があり、その中に配送エリアと料金が並んでいれば、以下の手順で設定できます。

Shopifyでは配送設定を[マーケット]へ移す更新も段階的に進んでいます。[発送と配達]がマーケットごとの表示で、[配送オプション]が並んでいる場合は、[マーケット]→日本を含むマーケット→[配送]を開いてください。定額870円と無料になる最低金額7,700円は、その配送オプションに設定します。以降の配送プロファイルの手順と混ぜず、マーケット方式の公式手順を使ってください。商品を混在させたときの料金の組み合わせも異なります。

通常870円・7,700円以上無料を設定する

通常配送の料金を入力する

[発送と配達]から一般配送プロファイルを開き、日本が含まれる配送エリアを選びます。すでに「通常配送」がある場合は、その行の[…]から[配送オプションの編集]を開きます。新しく用意する場合は[配送オプションを追加]を選び、次の値を入力します。

項目入力・選択する値
名前通常配送
料金タイプ一律
料金870円
無料配送を提供する有効にする
最低注文金額7,700円

名前は購入画面に表示されます。「通常配送」「冷蔵配送」のように、お客様が選ぶときに意味の分かる名前にします。輸送時間を表示する場合は、配送業者や倉庫の条件に合う日数を選んでください。

入力後に[完了]を押し、プロファイル画面の[保存]まで進めます。元の一覧に戻り、「通常配送870円」と「7,700円以上で無料」の条件が残っていれば、入力内容を保存できています。[完了]で編集欄を閉じただけで終わらないようにします。

通常配送の料金を一律870円、無料配送の最低注文金額を7,700円に設定する画面

購入金額にかかわらず870円を請求する店舗では、無料配送を有効にせず保存します。ここで設定する送料無料は、条件を満たせば選べる送料そのものです。お客様に割引コードを入力してもらう必要はありません。

購入画面で無料になる金額を確かめる

ストアの商品ページから通常商品をカートに入れ、購入手続きへ進みます。配送先を入力し、配送方法の「通常配送」と注文内容の「送料」を見ます。まず割引コードを外した状態で確かめると、設定した条件を追いやすくなります。

同じ東京の配送先で、通常商品だけを入れた購入画面は次の表示になりました。

商品の小計通常配送の送料表示された合計
6,000円870円6,870円
7,700円無料7,700円

7,700円のカートは6,000円・750円・950円の商品を各1点入れた例です。3点とも一般配送プロファイルに含まれています。金額だけを合わせるために別配送の商品を追加すると、次に説明する合算が関わるため、最初は同じ送料ルールの商品で試してください。

東京宛ての通常商品で、小計6,000円は送料870円、小計7,700円は無料になる購入画面

無料にならない場合は、一般配送プロファイルの「通常配送」を開き直し、無料の最低金額が7,700円か、変更を保存したかを見ます。速達など別の方法を選んでいる場合は、通常配送へ切り替えてください。無料の条件は設定した配送方法に対するものです。

割引を使う注文も受け付けるなら、続けて普段のクーポンを入れて試します。Shopifyの価格条件は割引を適用した後、税を適用する前のカート金額で判定されます。たとえば判定対象の金額が8,000円でも、10%引きで7,200円になれば7,700円に届きません。支払総額には送料なども含まれるため、「合計が7,700円以上だから無料」と判断しないようにします。

沖縄の送料を1,200円にする

送料が違う地域は、一般配送プロファイルの中に別の配送エリアを作ります。ここでは「沖縄以外は870円・7,700円以上で無料」「沖縄は1,200円・無料条件なし」に分けます。

  1. 一般配送プロファイルで、日本が入っている配送エリアの[…]から編集を開きます。
  2. 日本の都道府県一覧を展開し、沖縄県の選択を外します。エリア名を「国内配送(沖縄県を除く)」にして[完了]を押し、プロファイル画面で[保存]します。
  3. 保存後に[エリアを追加]を開き、ゾーン名を「沖縄県」にして、日本の沖縄県だけを選択します。[完了]を押して新しいエリアを作ります。
  4. 沖縄のエリアに「通常配送(沖縄県)」を追加します。料金タイプは[一律]、料金は1,200円にし、[無料配送を提供する]をオフにします。
  5. [完了]を押し、プロファイル全体を[保存]します。

同じプロファイル・配送元のグループ内では、一つの地域を複数の配送エリアへ重複して入れられません。沖縄県を選べない場合は、元の日本のエリアから外したあとにプロファイルを保存したかを見てください。[完了]を押しただけの状態では、まだ新しいエリアで選べない場合があります。作業後は「沖縄以外」と「沖縄」の両方に配送料が残っていることを確認します。

新しい配送エリアで沖縄県だけを選択する画面
沖縄の通常配送を1,200円にして無料配送をオフにする画面

保存後は6,000円の同じ商品を使い、購入画面の配送先だけを東京から沖縄へ変えます。この設定では東京が870円、沖縄が1,200円となり、商品の小計6,000円に対する合計はそれぞれ6,870円と7,200円になりました。商品や数量も変えると、地域と購入金額のどちらが原因か分からなくなるので、住所だけを切り替えます。

同じ6,000円の商品で、東京の送料870円と沖縄の送料1,200円を比較する購入画面

沖縄でも870円のままなら、購入画面の都道府県と郵便番号を見直し、一般配送プロファイルの沖縄の料金が保存されているか確かめます。沖縄で配送できないと表示されたら、沖縄エリアに料金を追加し忘れていないかを見てください。直したあとは、同じ商品・数量・沖縄の住所でもう一度購入手続きへ進みます。

別送商品に500円の送料を設定する

別の配送プロファイルへ商品を割り当てる

通常商品と一緒に注文されても別の送料を請求したい商品は、カスタム配送プロファイルへ移します。大型商品、冷蔵商品、仕入先からの直送品など、実際の発送方法と請求したい送料が異なる場合に使います。

  1. [設定]→[発送と配達]で[カスタムプロファイルを追加]を開きます。
  2. 管理用の名前を「別送商品」などにし、[商品]で対象の商品・バリエーションを選びます。
  3. 配送元がその商品を実際に発送するロケーションになっているかを確かめます。
  4. 日本を含む配送エリアを作り、配送オプションに「別配送」を追加します。料金タイプは[一律]、料金は500円、無料配送の条件はなしにします。
  5. [完了]を押してからプロファイルを[保存]します。

すでに対象商品のプロファイルがあれば、その商品一覧と料金を編集します。一つの商品・バリエーションが所属できるプロファイルは一つです。別のプロファイルへ追加すると元のプロファイルから外れるため、通常商品をまとめて移さないよう、選択した商品の名前を確認してください。

別送商品の所属プロファイルと、日本国内の別配送テスト500円を対応させた設定画面

図の「Popaz Lab 配送プロファイル検証用」が別送商品です。「記事検証用・別配送プロファイル」に割り当てられ、配送方法「別配送テスト」に500円が設定されています。図中の「別配送テスト」がこの記事の入力例「別配送」に当たります。

通常商品と一緒に買った金額を見る

通常商品だけ、別送商品だけを確かめたあと、両方を同じカートに入れます。東京宛てで通常商品6,000円と別送商品1,000円を1点ずつ入れた例では、商品小計7,000円に対し、送料が1,370円、合計が8,370円になりました。

送料1,370円の内訳は通常配送870円と別配送500円です。二つの商品に別々の配送プロファイルが適用され、その送料が合算されています。購入画面に「2個の荷物で届きます」と表示される場合は、荷物ごとの配送方法と金額も見ます。

定額500円はこのプロファイルの対象商品が一つ増えるたびに500円を加える設定ではありません。数量ごとに請求したい店舗は定額の送料表をそのまま使わず、必要な請求方法を別に検討してください。

送料無料の条件と別送分を分けて読む

通常商品の送料が無料になる注文でも、別配送の500円は別に計算されます。購入金額の条件は通常商品の小計だけでなく、カート全体の金額を使います。

たとえば、東京宛てで通常商品6,000円に、別送商品1,000円を2点合わせると小計は8,000円です。購入画面では通常配送が無料となり、別配送500円が残りました。送料合計は500円、支払合計は8,500円です。通常商品の小計は6,000円のままでもカート全体で7,700円の条件を満たしています。

通常商品6,000円と別送商品を合わせ、小計7,000円では送料1,370円、小計8,000円では送料500円になる購入画面

図中の「別配送テスト」が別送商品用の500円の配送方法です。

ここで「通常商品を7,700円以上買わないと無料にならない」と案内すると、設定との食い違いが生じます。反対に、「7,700円以上なら送料がすべて無料」と案内すると、別配送の500円を説明できません。通常配送を無料にする条件と、別送分の送料を両方書いてください。

全商品を一緒に買っても送料を一回しか請求しない運用なら、商品ごとにプロファイルを増やす前に、その商品を同じ送料ルールで扱えるかを見直します。発送場所が違う商品まで形式的にまとめず、倉庫や出荷担当と実際の配送方法を合わせて決めます。

想定と違う送料を直す

送料がおかしいときは、商品・数量・配送先・使用した割引を残し、次の場所を見ます。一度に複数の条件を変えず、原因となる設定を直したあとに、同じ条件で購入手続きを開き直してください。

購入画面の状態戻る場所と直す内容
無料になるはずの注文に通常送料がかかる一般配送プロファイルの通常配送を開き、無料の最低金額を修正。購入画面では割引後の金額と選択した配送方法も見る
沖縄も通常地域と同じ料金になる一般配送プロファイルの沖縄エリアを開き、対象地域と1,200円の料金を修正。変更後にプロファイルを保存する
別送商品を入れた途端に送料が増える両商品の所属プロファイルを見る。870円と500円の合算が予定どおりなら、金額を下げずに案内へ内訳を追記する
高額な注文で配送できないと表示される金額条件つきの料金を使っている場合は、最も高い金額帯の[最大]を空欄にする。金額帯の間に抜けもないか見る
ある商品だけ配送できないその商品のプロファイルを開き、配送元と配送先のエリアを確認。該当エリアに送料を追加する
保存した料金が購入画面に出ない管理画面で保存後の値を読み直す。過去のチェックアウト離脱を再利用せず、ストアのカートから新しい購入手続きを開く

直した箇所は期待する結果まで確かめます。たとえば沖縄の料金を直したなら、同じ6,000円の商品・沖縄の住所で1,200円が表示されるかを見る。金額帯の上限を外したなら、配送できなかった高額カートが再び配送方法を選べるかを見る、という対応です。

送料の案内文を設定に合わせる

今回の送料表なら、配送案内には次のように書けます。金額と対象は、自店で購入画面まで確かめた条件へ置き換えてください。

通常商品の送料は、沖縄県を除き870円です。ご注文の商品金額が7,700円以上の場合、通常商品の通常配送は無料になります。沖縄県への送料は1,200円で、購入金額による無料配送の対象外です。

「別送商品」と表示のある商品には、別途500円の送料がかかります。通常商品と一緒にご注文いただいた場合は、それぞれの送料を合算します。通常商品の送料が無料になる場合も、別送分の500円はかかります。

送料無料の条件は、割引適用後の商品金額で判定します。ご注文確定前に、購入画面の送料をご確認ください。

別送の対象は商品ページにも表示し、どの商品が該当するかを購入前に分かるようにします。速達にも料金を設定しているなら、上の「通常配送」の条件と区別して案内してください。

送料を案内する前に、自店で必要なケースを次の表に記入します。

商品と配送先期待する送料購入画面の送料
通常商品・送料無料の条件未満・通常地域870円記入する
通常商品・送料無料の条件ちょうど・通常地域0円記入する
同じ通常商品・沖縄1,200円記入する
通常商品+別送商品・条件未満・通常地域1,370円記入する
通常商品+別送商品・条件以上・通常地域500円記入する

通常のクーポンを使う店舗では、そのコードを入力した場合も追加します。期待する送料と実際の送料がそろったら、送料表・商品ページ・バナーで同じ条件を案内できます。

自店の送料をどう設定すればよいか迷ったら、ぜひお問い合わせページからPopazへご相談ください。商品や配送の状況を伺い、設定方針から一緒に考えます。

参考

機能・設定に関する情報は2026年10月時点です。

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